AMS(以下「AMS」)および東京パワーテクノロジー株式会社(以下「TPT」)は、核医学治療の普及に伴い顕在化している放射線管理および排水管理に関する実務上の課題について、技術中立的かつ非排他的な立場から整理・検討を行うことを目的として、コンソーシアム設立の可能性に関する検討を開始したことをお知らせいたします。
近年、Lu-177をはじめとする核医学治療の導入・拡大に伴い、医療機関における運用上の課題として、例えば以下のような論点が指摘されています。
これらの課題は、個別の運用や特定の手法のみで解決されるものではなく、放射線の把握(可視化)、評価、処理および運用を含めた統合的な視点からの検討が求められています。また、核医学治療の普及に伴い、処理量の増加や運用の複雑化に対応可能な持続的な管理体制の構築も重要な論点となっています。一方で、こうした観点に基づく体系的な整理や情報共有の機会は必ずしも十分ではなく、各施設の個別対応に委ねられている側面も大きいのが現状です。
AMSおよびTPTは、こうした状況を踏まえ、以下の事項を中心とした枠組みの構築について検討を進めてまいります。
本検討は、特定の製品、技術またはサービスの採用を推奨することを目的とするものではなく、また参加主体の意思決定を拘束するものではありません。各医療機関および関係事業者の独立した判断を尊重しつつ、核医学治療の安全かつ持続的な実施に資する基盤的な知見の整理を目指すものです。
また、本検討は特定の技術や企業に閉じた枠組みではなく、今後、医療機関、学識経験者および関連事業者等から広く意見を聴取しながら、開かれた形で検討を進め、特定の技術に依存しない形で課題を整理することを目的としています。さらに、ドイツや米国など、国際的な動向や運用事例も踏まえた検討を行うことを視野に入れています。
今後の予定
以上